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第五回ベーカリージャパンカップ
2年に一度のベーカリー・ジャパンカップ決勝戦
「第五回ベーカリー・ジャパンカップ」(全日本製パン技術選手権大会)決勝戦が製パン製菓業界の業界関係者向け総合専門展「MOBAC SHOW」(モバッ クショウ)の会場にて開催されました。本大会は、2年に一度、日本で唯一の、日本のパン職人たちによる「日本一のパン」を決める競技会です。新型コロ ナ感染症により、前大会より4年越しでの開催となりました。日頃から、製パン技術を磨いてきた先鋭たちが予選を勝ち抜き日本一をかけて戦います。
多くの方々の協力を得て、開催の運びとなった当日、開会にあたっては、パン食普及協議会の細貝会長、全日本パン協同組合連合会の桑野会長よりご来場い ただいた皆様にご挨拶を申し上げました。また、全日本パン協同組合連合会の伊原副会長より大会の趣旨説明と出場者に対して「現在、持てる力を発揮してください」との激励がありました。
国内産小麦100%で日本一のおいしさを競い合います!
国内産小麦100%で日本一のおいしさを競い合います!
本大会では「食パン部門」「菓子パン部門」「調理パン部門」の3部門で日本独自の製パン技術を駆使して、見た目、おいしさ、市場性、独創性などを競い 合います。
本大会では、厳正なる1次審査(レシピ・現物)を経て、食パン部門8名、菓子パン部門4名、調理パン部門4名がファイナリストとして参戦。競技は、パンの製造だけでなく、ディスプレイから片付けまでをすべて一人でこなします。判定の基準は、「おいしいこと」はもちろんのこと、普段から販売するパンとして価格帯を含めてお客様に喜んでもらえるかどうか、そして、コンセプト通りに自分の作りたいものを正しい製法に沿って再現できているか、などがポイントになります。
食パン部門
食パン部門は、「基本的な食パン」「健康栄養を考慮した食パン」「ドライフルーツ食パン」の3種類を作ること。SDGsを意識したパン、地元愛に溢れる 食材を使ったパンやヘルシーなパンなどが続々と登場し、日本を意識した食パンも数多く作られました。
食パン部門 受賞者
- イスズベーカリー(兵庫) 菰田悠記氏
- あけぼのパン(東京) 岸博之氏
- Boulangerie Seize(大阪) 郡山宗弘氏
食パン部門 優勝『菰田 悠記』シェフ
菓子パン・食事パン部門
菓子パン・食事パン部門のハードルの高さにもめげず!
菓子パン部門は、「 発酵させた生地の折り込みで中にフィリングを詰め焼いたパン」1種類「 発酵させた生地の折り込みで焼成後フィリングを詰めたパ ン」1種類「発酵生地で中にフィリングを詰め焼いたパン」2種類「発酵生地で中にフィリングフィリングを詰めたパン」2種類「発酵生地で中にフィリング 具材を練りこんだパン 2種類を作ること。見た目もきらびやかで、食欲をそそるカラフルなパンが続々と登場し、来場された方々を魅了致しました。
菓子パン・食事パン部門 受賞者
- VIRON(東京) 遠藤莉菜氏
- ポンパドウル(東京) 井手優佑氏
- クラブハリエ ジュブリルタン(滋賀) 辻川公起氏
菓子パン部門 優勝『遠藤 莉菜』シェフ
調理パン部門
地元の食材と場面を想定した調理パンを!
調理パン部門は、「地産地消を取り入れた焼き込み調理パン」2種類「昼食の栄養バランスを考えた焼き込み調理パン」2種類「夕食に家族で楽しめ具材を生 地に入れて焼成するパン」2種類「地産地消を取り入れたサンドイッチ」2種類「朝食の栄養バランスを考えたサンドイッチ」2種類を作ること。地元の食材 をふんだんに使用し、テーマの中にある場面を想定したパンが続々と登場し、審査員の方々の舌を唸らせました。
調理パン部門 受賞者
- SOLBAKERY(岡山) 重冨朋子氏
- ブーランジュリーブルディガラ(千葉) 星野里佳氏
- ディボーネクラフト(埼玉) 諸田三比呂氏
調理パン部門 優勝『重冨 朋子』シェフ
以上、2日間に渡り行われた第5回ベーカリー・ジャパンカップですが、無事に終了いたしました。
ご参加くださった皆様に心より感謝申し上げます。
- 「第五回ベーカリー・ジャパンカップ」審査員
- 伊賀大八氏 日本パン技術研究所
- 高江直樹氏 東京製菓学校
- 鈴木信明氏 日本菓子専門学校
- 近藤敦志氏 エコール辻 東京
- 遠藤徳夫氏 香川調理製菓専門学校